野村:でも現実的に、柴村さんのモチーフも私のモチーフも机の上に置いてないわけでしょ。現実的に言えばね。
齋藤:じゃあ、自分の仕事にあった教え方するのが一番いい絵画教室かと言うと、そりゃそうよ(笑い)。
サカイ:でもモチーフのピカッと光るのがいいのか、カンとしているのがいいのか、ツルッとしているのがいいのか、どれか選ばしてあげるのは指導者じゃないの?だから全部選ぶなと言いたいの。
野村:結局は自分の範囲になってるじゃない。
サカイ:野村さんは選ばさないんでしょ。
野村:選ばせるから、うちのクラス、迷子になるんでしょ(笑い)。
サカイ:野村さんは自分のことは強要しないの?これだけはやって欲しいってことはなの?
野村:それを言うの?カリスマ講師は言うんだ?
サカイ:言うよ。許せないもん。
野村:誘導するのも大事なことかもしれないけれど、私ならこうするというのがあっても、その人の中にある絵を観てみたいじゃない?私の知っている効果は言うけれど強要はできない。
齋藤:野村さんは禅問答していればいいかもしれないけれど俺はそうはいかないよ(笑い)。
サカイ:だから野村さんのクラス、展覧会やると面白い絵が出るよね(笑い)。
野村:それ悪口?ほっといてよ(笑い)。
サカイ:感心してるんだよ(笑い)。
柴村:それぞれ面白いのが出てるよ(笑い)。
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