今回も展覧会カタログできました。
前回までのオンデマンドとちがい、
今回はCPT本格カラー印刷!
仕上がりがきれいでした。
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サガン設立5周年と重ねての第4回アズ展。祝祭のはなやぎとともに開かれました。みなさま、おめでとうございます。そして本当にお疲れさまでした。
初々しい初心者の方から、力量を備えたべてらんの方の作品まで、参加者数147名に依る作品群。自画自賛ではありませんが、絵画教室による展覧会としては最も充実した会場構成をなし得たと思われます。
ただでさえ慌ただしいこの季節です。まさに師の走っていた観のあるアトリエで、会員のみなさまは、作品に最後の筆を置く刻を求め、ひたむきに取り組んでこられました。心地よい
緊張感に満ちて過ぎ去った初冬の日々でした。
毎日、会場に詰めているマネジャーとしては、1枚、1枚の絵に皆様のお顔が重なってしまいます。それぞれの歓びと苦しみの小さなドラマを作品に重ねつつ鑑賞するひととき・・・。そう!皆様と講師によって開かれた素敵なショータイムを心ゆくまで楽しませて頂く、役得とも言える幸せなひとときです。
会場では、皆様も存分に全作品、ことに、ご自身の作品をご鑑賞いただきたいと思います。ご自身の作品と対面なさるのは、どなたも、特に初出品の方は面映ゆいこととお察しします。しかし、この場こそ絶好の勉強の機会です。整えられた広く良い空間の中で、他の作品と共に並べられた作品
。無防備に、ぽつん!と他人の中に抛り出された自分自身のような御作を、出来るだけ客観的にじっくりとご観察頂きたいと思います。必ずや見えてくるものがあるはずです。教室の限られた狭い空間内では見出し得なかった、長所・短所、ともに判然として来るのではないでしょうか?むろん他作品をも、情け容赦なくご鑑賞なさることをお勧めいたします(笑い)重ねて申しますが展覧会は
絶好の勉強の場です。そして、それこそが展覧会に於ける最大の意義だと考えられるのです。
さて お祭りは終わりを告げます。次なる発表の場にそなえて、いえ、なによりも、会員の中にも多数お見受けする諸氏のように、絵筆をとる趣味をわがものとなさることで、より豊かに人生の質を深めて頂けることを信じて、今後も更なるご鍛錬をとお願いいたします。
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(マネージャー 高橋喜代)
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<編集後記>
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アズ展とは、"アトリエの人たち"の展覧会という意味です。その展覧会も4回目となり、147名も出品する規模の大きいものになりました。なによりも、会員の皆さんの意気込みを感じるところです。
私たちのアトリエ・サガンはそれぞれ独立した4つのクラスで構成されています。それが一同に会して展覧会を開催することは、まったく知り得ないよその世界をかいま見ることになり、講師の立場でも興味津々「そちらのクラスは何してるぞよ」と、勉強の場にもなります。
会員の皆さんも、いつもの面々のなかで制作したものが、展覧会では他の多くの作品とともに並ぶことになり、アトリエで見たときと違う印象を感じたのではありませんか?また、天井が高くて広い空間ではなおのことです。ただの鑑賞者ではなく、出品者としての展覧会は、おおきな学習の場です。何か一つでも今後の制作の糧を得られれば幸いです。
さて、このカタログの編集作業をすることは、一番に展覧会全体を見渡すことが出来るわけで、この題名の絵はどんなのだろう?今年の○○さんはどんな作品?とニタニタドキドキしながら作業をしています。皆さんもコンサートに出向いて背筋にピン!と緊張が走ることがありますよね?今回も間違いなく、質の高い展覧会になることでしょう。アズ展は、間違いなく成長しています。
サガンは絵画教室ですから、当然初めて絵を描いた方がたくさんいます。そして今回も多くの入会間もない方が出品しています。質の高い仲間の中で制作することが、初心者の作品を高めているにちがいありません。そのようなアトリエを僕は誇りに感じます。ちなみに、「初」マークはアズ展初出品という意味で初心者ではありません。
会期が終われば展覧会はあともなく消えるもの、皆さんがカタログを手に取り、お互いに絵の話をしていただければ、制作の苦労も救われるというものです。
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(講師 サカイトシノリ)
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